フランキンセンス(乳香)
学名Boswellia carterii
科名カンラン科
採油方法水蒸気蒸留法
抽出部位樹脂
比重0.862〜0.874
イエメンやオマーン、ソマリアなどに自生するカンラン科の木(樹高は10m位に生長する)
からとれる樹脂です。樹皮を傷つけると、白い樹液が滲み出てくることから、
別名を乳香(にゅうこう)と呼びます。
砂漠に近い乾いた土地ほど、質の良い乳香が取れるとのこと。オマーンでは、
1年中採取できるのですが、最も収穫量が多いのは3月-5月だそうです。
森林を思わせるような、爽やかでスパイシーな香り、その香りは、雑念が去り、
心の平静でを呼び起こさせてくれます。
最近は、肌の再生を促す、スキンケア効果や、アンチエイジング効果
も注目されているようです

古くから、各種宗教儀式に神聖な香りを燻らせるためとして使われています。
また、新約聖書には、キリストの誕生の際、東方の使者が貢物の一つとして
記されております。

主要含有成分表
モノテルペン炭化水素類 ・αーピネン 25〜55%
・リモネン 10〜20%
・βーミルセン 4〜10%
・αーツジェン tr.〜20%
・サビネン、p-サイメン、βーピネン、
 αーフェランドレン
セスキテルペン炭化水素類(+) ・βーカリオフィレン
・使用用法、使用量の目安に準ずれば、禁忌はありません

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芳香成分類の主な作用と芳香分子の固有作用について
今までに発見されている、芳香成分がもたらす人体への影響は、下記を参考にしてください
モノテルペン炭化水素類・鬱滞除去作用 3+
・抗炎症作用 3+
・コーチゾン様作用 3+
・抗ウィルス作用 3+
・抗菌作用 2+
固有作用
・α-ピネン(強壮作用)
・リモネン(肝臓強壮作用、腎臓刺激作用、蠕動運動促進作用)
・β−ミルセン(肝臓強壮作用、腎臓刺激作用)
・p-サイメン(鎮痛作用)
・β-ピネン(強壮作用)
・α-フェランドレン(鎮咳作用)
セスキテルペン炭化水素類・強壮作用 3+
・刺激作用 3+
NRAD JAPAN 編集:ケモタイプ精油事典より引用

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